CF Composite Wheel 使用者へのご注意 2013/12/10

2012年 8月、秋田県大潟村 ソーラースポーツラインにて走行試験中であった、
東海大学ソーラーカー Tokai Challenger車の CF Composite Wheel for Michelin Radial 95/80 R16(製造日 2009/10/2)の ハブインターフェース アルミ部と CFRPDisk接着部が剥離する 事象が発生しましたので、当社製 CFRP Wheelを御使いの皆様にご連絡致します。

このアルミ製ハブインターフェース部が剥離してもドライブトルクが伝わらない構造のため、幸いな事に脱輪しない構造で、大事故には至りませんでした。

社内で詳細に確認したところ一部接着が不十分な現象が発見されましたが、製造番号#0006 以降は対策がなされており、同様の剥離が発生しないとの見解に至りました。
使用履歴は、2009年GGC,2011年WSC,2010年南アSASC などおよそ10000kmの走行を経ておりました。

よって接着強度の安全率等から寿命に至る過程が若干短かったホイールである、と考えており、新規部品と交換修理(有償)が可能です。

本 CFRP Wheelの 寿命について 当社は有限ではあるが、期間を保証はしておりません。  
よって本事象を参考として走行前、走行後 など 詳細な点検を行うようにご注意ください。

ソーラーカーWheelはご承知のように 空気圧を高めて走行されますのでリム部も相当な負荷が入り、疲労も発生します。

疲労損壊は突然発生するようですが、必ず 「空気漏れ」 前兆があります。 
よってチューブレスでの使用とし、わずかな空気漏れがリム部で発生したら、使用を中止し寿命としてください。現在製作中の Solar Car CFRP Wheelに関する不具合・事故は報告されておりませんが、あくまでも運用に関しては使用者側で充分注意して頂きますようお願いします。

GH Craft技術部 担当:田村

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