2013年7月23日 工学院大学新宿キャンパスに於いて

WSC2013（World Solar Challenge : http://www.worldsolarchallenge.org 10月6日スタート）に出場する

新KGU Solar Car 2号車　の記者発表が行われました。

設計開始が本年4月。

ティームの学生が約1ヶ月間当社に泊まり込み成形から組み立てまで行い、先週末車体完成出荷しました。

2009年設計制作した1号車のコンセプトを踏襲し、さらに空力性能と構造軽量化を施しました。

車体を構成する主要素材であるCFRPは、当社グループの　Toho Tenax とSAKAI  Ovex 殿が新規開発した極薄目付超開繊織物を用いたハニカム　サンドイッチ構造です。

また、Solar Carの世界では独自のデザインで、その根拠は、公道を走る車として高速走行安全性とドライバーの居住性・安全性を確保しながら、空力性能をも確保するものです。

多くのTeamは空力性能に最も影響する全面投影面積を小さくし、

太陽光エネルギーを最大に得るためフラットに展開したソーラーパネルを持ったボディになっていますが、

これは高速走行時　横風に弱く、また強風と高速走行で路面から飛び上がる危険性を持っています。

KGU Solar Carはこの現象を起こさない、高速に成ればなるほど路面に吸い付き（Down Force)、

なおかつCd（空気抵抗係数）を小さく、低重心のボディに磨きをかけています。

https://www.facebook.com/KGUsolarcar